放置車両の書式
放置車両の警告文・撤去通告書
無料作成ツール
私有地に置き去りにされた車へ掲示する警告文と、撤去を予告する撤去通告書を、その場で作って印刷できます。当社が年間5,000台規模の現場で使っている書式をそのまま公開しています。会員登録もログインも不要で、入力した内容はサーバーに保存しません。
警告文・撤去通告書をつくる
警告文に印刷される項目
用紙の右上に入ります。写真を撮った日、掲示する日を入れてください。
「本警告文は、◯◯付にて……情報を記録済。」の空欄に入ります。時刻まで入れると記録が具体的になります。
車両が置かれている場所の都道府県を選びます。
申し出・お問い合わせ先(任意)
両方とも空欄にすると、この枠ごと印刷されません。ただし申し出る先が無いと、相手は掲示を見ても動けません。
通告書に印刷される項目
最終連絡期限から2週間以上あけると、相手に検討の時間を与えた記録が残ります。
ナンバーが無い車は、番号欄に「ナンバー無し/車台番号◯◯」と書けます。
差出人
印刷の設定
入力した内容はこのブラウザの中だけで組み立てられます。当社のサーバーへ送信も保存もされません。
作れる2種類の書面と、使い分け
段階が違います。最初は警告文、反応が無ければ撤去通告書という順番で使います。いきなり通告書から入ると、相手に検討の機会を与えなかったと主張される余地が残ります。
| ① 車両放置行為警告文 | ② 放置車両撤去通告 | |
|---|---|---|
| 使う場面 | 放置に気づいた直後の初回掲示 | 掲示しても反応が無いとき |
| 伝えること | 放置車両と認定したこと、記録を取ったこと | 撤去の予定日、損害賠償を請求する方針 |
| 記入項目 | 記録日、記録日時、都道府県、連絡先 | 執行予定日、当該車両、最終連絡期限、連絡先 |
| 紙面 | 黄色地。遠くからでも気づく | 白地・赤帯。文書として読ませる |
| 掲示方法 | 車両への掲示 | 車両への掲示+内容証明郵便を推奨 |
警告文を黄色にしているのは、離れた場所からでも「何か貼られている」と分かるようにするためです。撤去通告書は逆に、落ち着いて読ませる必要があるため白地にしています。
放置車両を撤去するまでの4段階
結論として、土地の所有者であっても、他人の車を無断で動かすことはできません。日本の法制度では、権利があっても自分の実力で実現する「自力救済」が原則として禁じられているためです。撤去に向けては、次の順番で記録を積み上げます。
- 警告文を掲示し、写真を残す。掲示した日時、車両の全景、ナンバー、掲示した状態が分かる写真を撮ります。この記録が、後の手続きで「相手に伝えた」証拠になります。
- 所有者を調べる。運輸支局または軽自動車検査協会で登録事項等証明書を取得します。ナンバーが付いていれば登録番号、外れていれば車台番号で請求します。第三者請求には請求理由書と、放置状況を示す疎明資料が必要です。
- 撤去通告書で最終期限を伝える。住所が判明していれば、車両への掲示に加えて内容証明郵便で送ります。内容証明は、いつ誰に何を伝えたかが記録として残ります。
- 民事手続きに進む。それでも動かない場合は、弁護士に依頼して車両撤去や土地明渡しの訴訟、状況によっては仮処分を検討します。判決を得たうえで強制執行する流れになります。
「もう何年も置きっぱなしだから処分していい」は成り立ちません
放置された期間の長さによって、車の所有権が土地の所有者へ移る仕組みはありません。無断で解体や売却をすると、器物損壊罪や横領罪に問われる可能性があり、車両価格の賠償を求められることもあります。時間が経つほど手続きが楽になるわけではないため、気づいた時点で掲示を始めるほうが有利です。
なお、所有者が判明していて、その所有者が撤去に同意した場合は、訴訟を経ずに引き取りができます。掲示によって所有者から連絡が来ること自体が、いちばん短い解決経路です。連絡先の記入を強く推奨しているのは、そのためです。
掲示するときに守ること
車体を傷めない方法で貼る
強粘着のテープや糊を塗装やガラスに直接使うと、剥がすときの傷や糊残りで賠償を求められることがあります。ワイパーに挟む、透明の袋に入れてワイパーで押さえる方法が安全です。雨で文字が流れるのも防げます。
掲示した状態を必ず撮影する
- 車両の全景(周囲の状況が分かる引きの写真)
- ナンバープレート、または車台番号の刻印
- 警告文を掲示した状態のアップ
- 撮影日時が記録されたデータ(スマホの標準カメラで問題ありません)
相手を特定できる表現は書かない
警告文は、第三者の目にも触れます。所有者の氏名や、推測に基づく非難を書き込むと、名誉毀損やプライバシー侵害を主張される可能性があります。本ツールが車両情報と日付しか印刷しないのは、この理由です。
ナンバーが付いていない車は、先に車台番号を控える
車台番号はエンジンルーム内、運転席足元、助手席シート下などに刻印されています。番号が読み取れれば登録事項等証明書を請求できます。抹消登録済みの車は追跡が難しくなるため、早い段階で専門家に相談してください。
印刷とスマホでの使い方
印刷設定で確認するのは3点だけです。用紙サイズ A4/余白なし/背景のグラフィック オン。背景がオフのままだと、警告文の黄色い地色が印刷されません。
| 用紙の選び方 | 向き | 使いどころ |
|---|---|---|
| A4横に2枚 | 横 | 同じ内容が2枚。中央で切れば2台分。予備を1枚持っておくとき |
| A4縦に1枚 | 縦 | 1台だけ。文字が大きくなるので、離れた場所からも読ませたいとき |
スマホだけで完結させる手順
- PDFにする。iPhone は Safari で印刷ボタンを押し、プレビュー画面から「PDFで保存」。Android は Chrome で印刷ボタンを押し、送信先を「PDF形式で保存」に変更します。
- コンビニで印刷する。各社のネットプリントアプリにPDFを登録し、店頭の複合機で出力します。用紙はA4を選びます。
- 耐水性を確保する。屋外に掲示するなら、透明の袋に入れるかラミネート加工をしてください。雨で判読できなくなると、掲示した意味が薄れます。
警告文は、貼るだけで動くことがあります
1枚貼った翌週に所有者から連絡が来た、という例は珍しくありません。いきなり撤去を考えるより、まず掲示して記録を残すほうが早く片付きます。ヒキトリレンジャー 撤去担当
よくある質問
警告文を貼れば、放置車両を撤去できますか。
撤去はできません。日本では、権利があっても自分の実力で実現する「自力救済」が原則として禁じられています。土地の所有者であっても、他人の車を無断で移動・処分すると、損害賠償や刑事責任を問われる可能性があります。
警告文は、相手に意思を伝え、掲示した事実を記録として残すための書面です。撤去そのものは、所有者の同意を得るか、民事手続きを経て行います。
フロントガラスに貼っても問題になりませんか。
車体を傷めない方法であれば、通常は問題になりにくいと考えられます。強粘着のテープや糊を直接塗装やガラスに使うと、剥離時の傷や糊残りで賠償を求められることがあります。
ワイパーに挟む、または透明の袋に入れてワイパーで押さえる方法が安全です。雨対策にもなります。
私有地でも放置違反金は科されますか。
道路交通法の放置違反金は、原則として道路上の違反が対象です。門扉や区画で管理された私有地の駐車場は、通常この対象になりません。
ただし、不特定多数の人や車が自由に通行できる状態の場所は、私有地であっても道路交通法上の「道路」として扱われる場合があります。現地の状況を警察署に伝えて確認してください。本ツールの警告文にある公安委員会の記載は、この可能性がある場所に対する注意喚起として置いています。
車の所有者はどうやって調べますか。
運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会)で、登録事項等証明書を取得します。
- ナンバープレートが付いている場合:登録番号と車台番号の下7桁
- ナンバーが外れている場合:車台番号
- 第三者が請求する場合:請求理由書と、放置状況を示す写真などの疎明資料
請求できる範囲や必要書類は運用が変わることがあるため、事前に窓口へ確認してください。
警告文を貼ってから、何日待てばよいですか。
法律で定められた日数はありません。実務では、掲示から2週間程度で反応が無ければ撤去通告書へ進み、通告書でさらに2週間程度の最終期限を設ける進め方が多く取られています。
日数そのものより、相手に検討する時間を与えた記録が残っているかが重要です。
ナンバープレートが付いていない車はどうすればよいですか。
車台番号から調べます。車台番号はエンジンルーム内、運転席足元、助手席シート下などに刻印されています。番号が確認できれば登録事項等証明書を請求できます。
すでに抹消登録されている車は、所有者の追跡が難しくなります。この段階で弁護士や専門業者に相談したほうが、結果的に早く片付きます。
撤去にかかった費用は請求できますか。
所有者に対して請求すること自体は可能です。ただし、相手が任意に支払わない場合、回収するには民事手続きが必要になります。
所有者に資力が無い、連絡が取れないといった理由で、実際には土地側の負担で終わる例も多くあります。撤去費用の見込みを先に把握しておくと、判断がしやすくなります。
通告書は貼るだけでよいですか、郵送すべきですか。
所有者の住所が判明している場合は、車両への掲示に加えて内容証明郵便で送ることを推奨します。内容証明は、いつ誰にどのような内容を伝えたかが記録として残り、後の民事手続きで通知の事実を示せます。
入力した内容は保存されますか。
保存されません。書面の組み立てはブラウザの中だけで動いており、氏名・住所・車両情報が当社のサーバーに届くことはありません。ページを閉じた時点で内容は消えます。
作成した書面を残したい場合は、印刷するかPDFとして保存してください。
印刷すると余白が出たり、色が出なかったりします。
印刷ダイアログで次の3点を確認してください。
- 用紙サイズ:A4
- 余白:なし
- 背景のグラフィック(背景色と画像):オン
背景がオフだと、警告文の黄色い地色と撤去通告書の赤帯が印刷されません。Chrome・Safari・Edge の最新版での利用を推奨します。
掲示しても動かない車は、
そのまま撤去までご相談いただけます
現地の状況を伝えるだけで、撤去できるかどうかをお答えします。 対応地域:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県