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車のエンジンが水に浸かったら廃車?修理できる場合と廃車の場合

車のエンジンが水に浸かったら廃車?

車のエンジンが水に浸かってしまったら廃車確定?それとも修理して、また同じ車に乗り続けることができる?という疑問に答える解説を掲載。洪水、台風、豪雨、津波など、自然災害はもちろん、事故で水のある場所に突っ込んだ場合など幅広く対応しています。いわゆる「水没車」をどうするか決めかねている方は参考にしてみてください。

はじめに

この記事では、車のエンジンが水に浸かった場合について、修理が可能な場合と廃車が必須となる場合を詳しく解説します。水没車の状態によっては修理費用が高額になることもあります。また、自然災害や事故によってもたらされる故障の原因や、それに対する適切な対応方法についても述べています。読者の皆様が、車が水没した際に適切な判断を下せるようにすることが本記事の目的です。

水没車とは?

水没車とは、洪水や大雨などの自然災害、事故などによって車が部分的または完全に浸水してしまった車を指します。以下に、水没車の種類とその特徴について解説し、原因と結果、どうすれば良いかのアドバイスを提供します。

種類と解説付き一覧

水没車は以下のように分類されます:

  • 部品浸水車:タイヤが浸かる程度の軽度の浸水。通常通り走行できる場合が多いです。
  • 部分的浸水車:エンジンや電気系統が水に触れたが、完全に浸水していない場合。特定の部品の交換や修理が必要です。
  • 完全浸水車:車全体が水に浸かってしまった場合。エンジンや電気系統の広範な故障が考えられ、廃車が推奨されることが多いです。

原因と結果

車が水没する原因は以下のようなケースが考えられます:

  • 自然災害:洪水や台風、大雨などにより冠水するケース。これによりエンジンや電気系統の故障、さらには車内全体の浸水が発生します。
  • 事故やトラブル:道路の浸水部分に突っ込んでしまう事故や駐車場の浸水などが考えられます。マフラーやエンジンへの水の侵入が懸念されます。

どうすればいいかのアドバイス

車が水に浸かった場合、まずは以下の点に注意してください:

  1. エンジンをかけない:水没した車のエンジンを無理にかけないでください。エンジン内部に水が侵入している場合、重大な故障を引き起こす可能性があります。
  2. 専門家に相談:早急に車の状態を確認してもらうため、自動車整備士や修理工場に連絡しましょう。修理が可能かどうかの判断を仰ぎます。
  3. 保険を確認:車両保険に加入している場合、水没による修理費用がカバーされることがあります。まずは保険会社に連絡し、対応を確認しましょう。
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車が水没する原因

車が水没する原因は多岐にわたります。自然災害から事故や予期せぬトラブルまで、さまざまな状況で車が水に浸かることがあります。以下では、それぞれの原因とその結果生じる故障や問題点について詳しく解説いたします。

自然災害による冠水

自然災害による冠水は、水没車が発生する主な原因の一つです。代表的な自然災害としては、洪水や台風、大雨、津波などが挙げられます。これらの自然現象によって急激に水位が上昇し、道路や駐車場が冠水することがあります。

冠水はエンジンや電気系統に深刻な故障を引き起こす場合があります。以下に具体的な故障例とその問題点について解説します。

  • エンジン内部への水の侵入: エンジンが水を吸い込むと、エンジン内部の部品が腐食して故障の原因となります。この場合、エンジンがかからない状態になる可能性が高く、修理費用も高額になります。
  • 電気系統のショート: 電気系統が水に浸かることでショートし、電装品が故障します。これにより、車の各種機能が正常に作動しなくなる恐れがあります。
  • マフラーの浸水: マフラーが水没すると排気ガスが正常に排出されず、エンジン性能に悪影響を与える場合があります。

これらの問題を回避するためには、冠水リスクの高い季節やエリアでの車の停車場所に注意し、万が一冠水した場合は直ちに専門業者に相談することが重要です。

事故やトラブルによる浸水

自然災害以外にも、事故や突発的なトラブルによって車が水に浸かることがあります。例えば、ドライブ中に深い水たまりに突入したり、水辺でのアクティビティ中に車が水没することが考えられます。

このような場合に発生し得る故障や問題点について、以下に解説します。

  • 車体底部からの浸水: 底部が水に浸かることで、エンジンやルーム内に水が入り込む可能性があります。これにより、エンジンがかからない状態になることがあり、修理が必要となります。
  • タイヤからの浸水: タイヤが浸水する程度であれば通常通り走行できる場合もありますが、浸水が深くなるとブレーキ性能が悪化し事故を引き起こすリスクが高まります。
  • 車内の浸水: ルーム内に水が侵入すると、内装や電装品が故障する可能性があり、修理費用が高額になることがあります。

事故やトラブルによる浸水を防ぐためには、安全なルートを選ぶことや、深い水たまりや水辺での無理な運転を避けることが求められます。また、万が一浸水してしまった場合は速やかに避難し、専門家のアドバイスを仰ぐことが重要です。

車のエンジンが水没した場合の影響

車のエンジンが水没した場合、そのダメージは非常に大きく、修理や廃車を検討する必要があります。エンジン内部だけでなく、電気系統にも深刻な影響を及ぼすことがあり、対応が遅れると更なる損傷を引き起こす可能性があります。以下では、エンジンや電気系統にどのような影響があるのかを詳しく解説します。

エンジン内部へのダメージ

車が水に浸かってしまうと、エンジン内部に深刻なダメージを受けることがあります。特に水がエンジンの重要な部分に入り込むと、修理が困難になり廃車を検討しなければならない場合もあります。

  • シリンダーへの水の侵入: エンジンが水を吸い込むと、シリンダー内部に水が入り込み、エンジンが動かなくなることがあります。これは、シリンダー内の圧力バランスが崩れ、最悪の場合、シリンダーヘッドやピストンが破損する原因になります。
  • クランクシャフトとベアリングの故障: 水がクランクシャフトやベアリングに浸透すると、潤滑が妨げられ、摩擦や熱でこれらの部品が故障する場合があります。
  • 燃料系統のトラブル: 水が燃料系統に入り込むと、燃料の供給が不十分になり、エンジンがかからない原因になります。燃料タンクからインジェクターまでの全てのラインに水が入り込む可能性があります。

エンジン内部に水が入った場合、専門家のアドバイスとしては、水が侵入していることが確認された時点で即座にエンジンを停止し、修理工場に車を持ち込むことが推奨されます。無理にエンジンを再始動しようとすると、更なる損傷を引き起こす恐れがあります。

電気系統の故障

車両が水没すると、電気系統にも多大なダメージが及びます。特に現代の車は電子機器の割合が高いため、電気系統の故障は重大な問題です。

  • ECU(エンジンコントロールユニット)の故障: ECUは車の「頭脳」であり、これが水に浸かると電子回路がショートし、エンジンを制御する機能が失われる場合があります。
  • 配線の腐食とショート: 電気配線が水に浸かると、腐食が進み、電気が正常に流れなくなることがあります。これにより、ライトやエアコンなどの電子機器が動かなくなる場合があります。
  • バッテリーのトラブル: 水に浸かることでバッテリーがショートし、電力供給が途絶えることがあります。これにより、車が完全に動かなくなる場合があります。

電気系統に問題が発生した場合、専門家のアドバイスとしては、まず全ての電子機器をオフにし、安全な場所に避難することが推奨されます。その後、プロのメカニックに点検と修理を依頼することが重要です。

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修理できる場合とその基準

車が水没した場合、全てのケースで廃車が必要になるわけではありません。水没の程度や浸水の深さによっては修理が可能です。このセクションでは、修理できる場合の基準とその詳細について説明します。車の状態や故障部分に応じて、修理による再利用が可能かどうかを確認しましょう。

修理が可能なケース

車が水没した場合でも、特定の条件下では修理が可能です。以下に、どのような部分の故障なら修理で済むのかをケース別に解説します。

  • タイヤが浸かる程度の場合: この場合、通常通り走行できることが多く、大がかりな修理は必要ありません。
  • タイヤよりも深く浸水した場合: マフラーや電気系統に影響が出る可能性がありますが、完全に故障しなければ修理が可能です。専門家による点検が推奨されます。
  • 水深が30cm以下の場合: マフラーより下であればエンジン ダメージのリスクは低く、修理で済むことが多いです。
  • 軽度の電気系統の故障: 配線の交換や電気系統の修理で復旧が可能な場合、多くの車種で対応できます。

修理費用の目安

修理可能な部分ごとの修理費用について解説します。修理費用は水没の程度や故障した部分によって異なりますので、以下の一覧を参考にしてください。

修理箇所費用目安
タイヤ交換約10,000円~30,000円
マフラー交換約20,000円~50,000円
電気系統の修理約30,000円~80,000円
エンジンの部分修理約50,000円~100,000円

車の修理については費用対効果を考えることが重要です。修理費用が高額になる場合や、修理をしても再度トラブルが発生する可能性がある場合は、廃車を検討することも一つの選択肢です。専門家に相談することをおすすめします。

廃車が必要な場合

車が水没してしまった場合、必ずしも修理が可能であるとは限りません。特にエンジンや電気系統に深刻なダメージが発生した場合は、廃車が必要になることもあります。ここでは廃車が必要となる状況と、その手続き方法について詳しくご紹介します。

修理が不可能な状況

エンジンや電気系統が水に浸かってしまい、深刻な故障状態にある場合、修理が不可能と判断されます。以下に廃車が避けられない状況を列挙します。

エンジン内部への深刻なダメージ

エンジンが水に浸かって内部に水が入ると、シリンダーやピストンなどの重要部品が故障します。この場合、エンジンを完全に交換する必要がある場合が多く、修理費用が非常に高額になるため、廃車を選択することになります。

電気系統の損傷が大きい場合

車の電気系統が水没すると、配線や電気部品が腐食し、短絡が発生することがあります。特に現代の車は多くの電子機器に依存しているため、修理が難しい場合が多いです。

水深が高かった場合

水深がタイヤやマフラーの上部に達し、多くの車内装備や重要な機構部に水が入った場合、修理は非常に困難で費用も高額になります。そのため、廃車を検討することが多いです。

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廃車の手続き方法

廃車を決定した場合、正しい手続きを行う必要があります。ここでは、普通車、軽自動車、法人名義の普通車、法人名義の軽自動車について、それぞれの廃車手続きと必要な書類を解説します。

普通車の廃車手続き

普通車の廃車手続きには以下の書類が必要です。

  • 車両登録証明書
  • 申請書OCR(第3号様式の2)
  • 印鑑証明書
  • 車両ナンバープレート

まず、車検証記載の住所地にある運輸支局で抹消登録を行います。その後、税務署に自動車税の還付手続きを行います。

軽自動車の廃車手続き

軽自動車の廃車手続きには以下の書類が必要です。

  • 車検証
  • 申請依頼書
  • 車両ナンバープレート

軽自動車の廃車手続きは、陸運局ではなく軽自動車検査協会で行います。申請依頼書に必要事項を記入し、書類を提出することで廃車手続きが完了します。

法人名義の普通車の廃車手続き

法人名義の普通車の場合、必要な書類は以下のとおりです。

  • 会社の印鑑証明書(3か月以内)
  • 車両登録証明書
  • 申請書OCR(第3号様式の2)
  • 車両ナンバープレート

 法人名義の車両も個人名義と同様に運輸支局で抹消登録を行い、その後税務署で自動車税の還付手続きを行います。

法人名義の軽自動車の廃車手続き

法人名義の軽自動車の場合、必要な書類は以下のとおりです。

  • 車検証
  • 軽第4号様式(軽自動車検査証返納証明書交付申請書)
  • 車両ナンバープレート

法人名義の軽自動車は軽自動車検査協会で手続きを行います。申請依頼書の提出、書類の確認作業の後に廃車手続きが完了します。

水没車の予防策と対処法

車が水没するリスクを避けるためには、あらかじめ予防策を講じることが重要です。また、水没してしまった場合には迅速かつ適切な初期対応が求められます。本章では、冠水のリスクを減らすための具体的な方法や、水没した際の最初の対処法について解説します。早めの対策と適切な対応が、車のエンジンや電気系統の故障を防ぎ、廃車を避ける鍵となります。

冠水のリスクを減らすために

冠水による水没を防ぐためには、事前にいくつかのポイントに注意することが重要です。まず、洪水や大雨が予想される場合には、車をなるべく高台の駐車場に移動させることをおすすめします。低地や水はけの悪い駐車場は避けるようにしましょう。また、長時間の降雨が予想される場合は、人目のつく場所に駐車し、定期的に車の状態を確認することも大切です。

さらに、車を運転する際にも、冠水路や水が溜まりやすい場所を避ける経路を選ぶことが有効です。もし走行中に急に水位が上がってきた場合でも、無理に進まずに、安全な場所に車を停車させることが必要です。エンジンに水が入らないよう、マフラーよりも高い位置に水が来る前に対策を講じることが肝心です。

水没した際の初期対応

万が一、車が水没してしまった場合には、素早く適切な初期対応が求められます。まず、安全が確保できた場合は、速やかに車から脱出し、安全な場所に避難してください。その後、車が完全に沈んでいない場合は、可能な範囲で車の状態を確認します。

エンジンが水に浸かっていた場合、無理にエンジンをかけることは避けてください。エンジン内部に水が入り、致命的な故障を引き起こす可能性があります。また、電気系統にも水が浸透している可能性が高く、故障やショートの原因となります。

次に、できるだけ早く専門業者や修理工場に連絡を取り、車の状況を詳しく説明しましょう。保険に加入している場合は、保険会社への連絡も忘れずに行い、必要な補償を受ける手続きを進めてください。さらには、水没車を修理するか廃車にするかの判断を早めに行い、適切な対応策を講じることが重要です。

これらの予防策と初期対応を実践することで、車が水没した際の被害を最小限に抑えることが可能となります。

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よくある質問と答え

水没車に関しては、多くの方がさまざまな疑問を抱えています。以下によくある質問とその回答を示しますので、参考にしてください。

Q1: 車のエンジンが水にかかった場合、すぐに修理するべきですか?

エンジンが水に浸かった場合、直ちに修理が必要です。エンジン内部に水が入ると、エンジンがかからない場合やエンジン内部の部品が故障することがあります。早急な対応が重要です。

Q2: 車の電気系統が水に浸かった場合、どのような影響がありますか?

電気系統が水に浸かると、車が正常に動作しなくなる可能性があります。特に水が入り込むと電気系統の故障が起こり、修理が必要です。故障がひどい場合には、交換が必要になることもあります。

Q3: 水没車は修理するべきですか、それとも廃車にするべきですか?

水没車を修理するか廃車にするかは、浸水の程度や車の状態により異なります。水深がタイヤの下半分までの場合は修理が比較的安価ですが、水深がマフラーよりも上になると修理が難しくなるため、廃車をおすすめします。

Q4: 保険は水没車の修理費用をカバーしますか?

多くの保険ポリシーでは、洪水や水害による水没車の修理費用が補償されることがあります。しかし、補償の範囲や条件は保険契約内容によって異なるため、事前に確認が必要です。

Q5: 水没車を売却する際の注意点は何ですか?

水没車を売却する際は、専門の業者に相談することをおすすめします。水深や車の状態によって廃車買取価格が異なるため、複数の業者に見積もりを依頼することで最適な価格を得ることができます。

Q6: 車が水没した場合、初期対応はどうすればいいですか?

車が水没した場合、まずエンジンをかけずに迅速に車外に避難し、安全を確保してください。次に、専門業者への連絡を行い、修理や廃車の手続きを進めることが重要です。

まとめ

本記事では、車が水に浸かった場合の修理可能なケースと廃車が必要な場合について解説しました。エンジンが水に浸かると深刻な故障を引き起こす可能性があり、特に電気系統への影響は大きいです。車が水没した際には、修理が可能かどうかを適切に判断し、必要な手続きや費用についても注意が必要です。

まず、自然災害や事故による浸水の原因とその結果について詳述しました。また、エンジン内部や電気系統の故障による影響と、その修理の可能性や費用も具体的に紹介しました。修理が可能な状態であれば、早めの対応が大切です。

一方で、修理が不可能な場合には迅速に廃車手続きに進むことが求められます。水没車の予防策や初期対応についても、ぜひ実践していただきたいポイントを挙げました。

車のエンジンが水に浸かってしまった場合の対応は、適切な判断と行動が重要です。修理可能な場合には専門家のアドバイスに従い、廃車が必要な場合には必要な手続きをしっかりと行いましょう。水没リスクを減らすための対策を講じ、万が一の場合には迅速に対応することが、あなたの車を守る鍵となります。

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