放置車両とは世間一般的に「どのような状態の車と定義されているの?」と意味自体がわからない人へ、放置車両の撤去やスクラップ処分に取り組む当社の専門スタッフが、実際の対処現場でのヘルプ活動での実体験から種別して解説します。最新の放置車両の撤去実績もご覧ください。
放置車両とは?
放置車両は、違法に長時間放置された車のことで、一般的な違法駐車と放置車両とでは性質が異なります。社会問題化してテレビ特番などでも紹介される放置車両。ここでは、実際に警察署や道路公団をはじめ、駐車場管理会社や不動産会社からも放置車両の撤去を依頼されている当社に多く寄せられる放置車両の状況を交えながら解説します。
このように、放置車両の多くは、公道ではなく私道や私有地の中にあることが多い傾向にあります。ご相談をいただくのは、個人/法人/各種機関からで、所有者へ連絡をしても一向に引取りに来ない人や、未払いの駐車場代金を踏み倒す人までいます。
そのため、放置車両といっても、状況によって有効な対処法が変わるため、場数を踏んでいないと撤去まで時間とお金が掛かることもあります。
個人の方へ
車を放置する人の中には、身勝手で気性が荒い人物もいますので、やたらむやみに連絡をして逆に被害に合わないよう、警察や専門家に相談することをおすすめします。
放置車両の種類トップ11
放置車両には種類があることをご存知ですか?
なぜ放置車両が撤去されないのかや、できない理由、何よりも穏便に問題解決をするためには、『その自動車が誰に、どのような理由で放置されているか』を知ることが重要です。
ここでは、これから放置車両の問題解決に取り組む人が、安全で法律に抵触することを避けるために必ず知らなくてはならない放置車両の種類を紹介します。不必要なトラブルに巻き込まれないための事故防衛策として知識を身に着けておきましょう!!
盗難車 [放置車両の種類 1/11]
放置車両の種類の中でも、コインパーキングや商業施設などの私有地内駐車場、公道や山林などに置き去りにされることが多いのが『盗難車』です。盗難車の場合、自動車の所有者が警察に盗難被害届を出していることが多いので、速やかな解決につながることが多いのですが、事件が絡んでいる場合や被疑者が事故を起こしていた場合などは複雑化しやすい特徴があります。
失踪者の車 [放置車両の種類 2/11]
失踪者が置き去りにした放置車両は、所有者が失踪した本人である場合、親族が所有権を有する車両、知人や友人から借りた車両(盗難含む)で対処方法が異なります。また、失踪者の生存状況も絡むため、事件性の有無など警察が捜査で証拠品として回収することが少なくありません。
事件加害者(犯人)の所有車 [放置車両の種類 3/11]
何らかの事件の加害者が所有者になっている自動車の場合、誰かが放置車両として発見、その後に警察へ110番通報して初めて発覚することがあります。警察が捜査過程で、犯人の車両を発見した場合は、証拠品として押収されるので土地所有者が放置車両の撤去費用を支払う必要はないでしょう。
事件被害者の所有車 [放置車両の種類 4/11]
金銭・怨恨・偶発的トラブルなど、様々な理由で発生した事件の被害者が所有していた車両の場合、その人の自宅や事件現場、移動過程で放置車両化した自動車は重要な証拠品となるので警察が対応します。指紋や血痕など、捜査の重要資料となる場合があるので、放置車両を発見しても不用意に触らないように注意が必要です。
いやがらせ [放置車両の種類 5/11]
いやがらせとして自動車を放置するという犯行に及ぶ者もいます。土地所有者個人や組織等への個人的な恨みなどが理由で、計画的な事件と衝動的な事件があると考えられ、被害にあったら自己解決するのではなく『まずは警察へ通報』してさらなる被害に遭わないようにしましょう。
その他、事件性がある車 [放置車両の種類 6/11]
放置車両には、事件性がある自動車があり、軽犯罪~重犯罪に至るまで車両をパッと見ただけではわからないようなリスクに直面することもあり得ます。そのため、放置車両を発見したら、まずは住所地を所轄する警察署に通報することが先決!
自動車を放置した相手がわからないときは、張り紙をするのが良いとされていますが、撤去の費用を心配するのではなく事件性がないかを確認することが大切です。
駐車場など料金滞納者の車 [放置車両の種類 7/11]
放置車両撤去サービスの依頼主として全国的に多数を占めるのが、コインパーキング運営会社、スーパーやデパートの駐車場(立体駐車場を含む)、高速道路や公共施設のパーキング管理組織、空港付近の長期利用型駐車場の管理会社です。
そのような、駐車場に自動車を放置する人は、駐車料金滞納者として扱われますが、私有地内で発生しており所有権が管理人にないために『解決に長期間を要することが多い』というのが実情です。
故障車 [放置車両の種類 8/11]
放置車両の中には、自動車の故障が発端となり、レッカー車の出動費用や修理費用を支払う能力がない人が所有する車を置き去りにするケースがあります。このように、故障した放置車両には必ず所有者がいて、本人の許諾なしに無断撤去したり、ましてや勝手に廃車処分してしまうと、自分自身が犯罪者になる可能性があるので対応はプロに依頼しつつ、警察への通報も忘れないようにしてください。
事故車 [放置車両の種類 9/11]
事故車が放置車両になってしまう理由としては、「全損事故でレッカー代や破損物への弁済ができない無保険状態」「自己責任を逃れるための現場からの逃走」「崖の下への転落」など、他にも理由が考えられます。
事故車であっても、所有権を持つ人がいるため、本人の許可なしに第三者が撤去や処分をすることは法に触れる可能性があるので専門家や警察のアドバイスを仰ぎましょう。
こんな種類の放置車両は要注意
テレビ特番などでスクープされる、ゴミ屋敷のように所有者の私有地内に長年放置されている車両は、環境への乏しい悪影響などがない限り行政代執行が困難であるのが実情。
▼関連情報
・放置車両の撤去方法はこちら。
・放置車両の撤去&廃車サービスはこちら。
放置車両が発生しやすい場所
放置車両を撤去したいというご要望を受けた中で、実際に長期間の無断駐車、自動車の不法投棄が発生しやすい場所というのがあります。当社では、それぞれの対処に違いがあったことを受け、個別の悩みを解消するための記事を公開中です!無料なので参考にしてみてください。
これらの他、過去の不況や少子高齢化による廃墟問題が日本全国で注目を集めており、廃墟・廃屋における車の不法投棄も増加の一途を辿っています。
放置車両の悩みを解消する情報
当社が長年の経験から学んだ、放置車両の悩みを解消する捉え方や、実際に自分で対処できる範囲から業者に依頼する段階まで、トータルで理解できる情報を無料で公開しています。それぞれを記事単位で紹介していますのでご利用ください。
放置車両の撤去方法
放置車両を撤去したいけど、自分の状況に合う安全安心の方法がわからない人へ、私有地と公道に対応できる対処法を解説。
放置車両に貼る警告文
敷地内に置き去りにされた、不法な放置車両の持ち主に対して警告がしたい人へ、無料のテンプレートを配布中。
放置車両撤去の費用
放置車両を撤去するために必要な費用相場、業者に依頼してお得に廃車まで済ませる方法をレクチャーします。
放置車両を撤去できないのはなぜ?
法律が邪魔して、なかなか撤去できない放置車両について、撤去できない背景にある事情と対処法を解説します。
放置車両と駐車違反の違い
道路交通法の観点から放置車両と駐車違反の違いについて、かえってわからなくなっている部分を単純明快に解説。
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