車を無料で引き取りしてもらう方法を案内。意外と知らないで困る「下取り」「買い取り」との違い、引き取りを無料にできる条件や頼む業者などのほか、裏技も身に着けて車の引き取りを無料にするテクニックを中心に解説。
できれば高く買い取って欲しいけど、どの業者に相談しても、逆に引き取り手数料が必要で困っている人には必見の情報です。さあ、一緒に確認しながら、最適解を見つけていきましょう!
車の引き取りとは?
車の引き取りといえば、ディーラー/中古車販売・買取専門店をイメージしますが、その場合は『下取り』『買い取り』がメインであることはご存知ですか?下記、どういうことなのか説明します。
自分が所有する中古車を、買い取りが可能な業者に査定してもらい、資産を売却して金銭を得る方法。
※下取りより安価になる傾向
このように、車の引き取りを検討していても、自動車関連の言葉としても身近な「下取り」と「買い取り」は受け取る業者が再販する価値のある自動車が対象となっています。
車の引き取りとは『代理処分』のこと!
車を引き取り依頼するということは、『既に商品としての価値がないクルマ』を、処分料を支払って持って帰ってもらうことなのです。この段階で非常に大切なことをお伝えしておきます!
状態の良い車は『下取りor買い取り』できる業者に依頼することをオススメします!
せっかく値がつくコンディションの車を、無料で引き取りしてもらったり、処分料を支払ってまで業者に依頼する必要はありません。
ただ、自分の車にどれくらいの値打ちがあるかは、なかなか素人にはわかりませんよね。そこで、車の引き取り(無料/有料)を依頼するかの判断に失敗しないため、簡単な豆知識を紹介しますので参考にしてみてください。
車の価値をチェックしよう!
まず、『車の引き取りが必要な状況』を整理していきましょう。ご自身や周りの人が、車を処分したい場合、無料か有料かの前に”引き取ってもらえる車なの?”という条件面をクリアにする必要があります。
基本の価値チェック項目
車を無料で引き取ってもらうには、業者が車両として再販する『多少の値打ち』、部品や資源として再販する『当たり前の価値』が必須条件!下取りや買い取りできない車を見極めるポイントもチェック。
- メーカー/車種
ポイント!今でも人気のある車種かどうか - 走行距離
ポイント! 走行距離が10万キロを超えていないか - 年式/型式/グレード
ポイント! 発売10年を超えていないか/装備に価値はあるか - ボディーカラー
ポイント! 人気色であるか/色あせなどがないか - 車検の残り期間
ポイント! 車検が切れてはいないか - 自賠責保険の残り期間
ポイント! 自賠責保険が切れてはいないか - リサイクル料
ポイント! リサイクル料の未払いはないか - 事故歴/修復歴
ポイント! 全損事故など走行に不安な経歴はないか - 自走の可否
ポイント! コレが運ぶ際の大きな手間(有料になりやすい) - その他、車体の状態など
ポイント! ボディの凹み、社内外の汚れや錆、水没や火災はないかなど
この他に、車を引き取りする際、どのような場所(距離/地形/屋内外など)で作業するかによっても金額が異なります。無料で引き取ってもらえる車であるかを判断するためにも、自分の車両の状態を確認して、難が多いか少ないかを把握しておきましょう。
項目の補足
人気車種であっても、走行距離が10万キロを超えていたり、事故歴や故障中であったりすると値段が付かないことがあります。しかし動く車であれば、無料で引き取ってもらえる可能性はグンと高まります!
車の引き取りを無料にする方法
車を無料で引き取りしてもらう場合、中古車市場で価値がない状態ではあるものの、置き場からすんなり移動されられたり、自走できることで手数料が無料できることがあります!!
ちなみに、私たち「廃車戦隊ヒキトリレンジャー」なら、自動車のタイヤやハンドルがないなど移動が困難な車両以外は無料で車を引き取ることは少なくありません。(社内がゴミだらけや放置車両などは別です…)
無料にするために自分でやること
- 車の状態を確認する
- 中古車の相場を確認する
- 車検証/保険の有無を確認する
- 保管場所と車の写真を撮る
- 廃車代行業を探す
- 見積もりを依頼する
自走できない車や、名義が不明な車、ハンドルやタイヤがないなど状況が困難な場合は無料にすることは難しいです。
無料するための裏技3選!
自分が業者に引き取りを依頼するとき、持っている車の価値がないとわかっている場合には、下記のような裏技を使って手数料を相殺するほどのメリットを用意する!
裏技①『複数台を依頼する』
市場価値がない車の場合、引取業者は「鉄くず」や「部品取り車」として車両を再販して利益を出しますが、工数がかさむ場合は手数料を取らざるを得ません。しかし、複数台の不要な車がある場合、工数分を補填することができるため引き取り費用を無料にしてくれることがあります。
裏技②『保管場所を移動する』
立体駐車場や斜面、山間部や河川敷など、車をレッカー車に乗せることが困難な場所に車があると工数が上がります。そのため、家族や友人の力を借りるなどして、車を平坦で開けた場所に移動させるだけでも引き取り費用が無料になることがあります。
裏技③『鉄の高い時期に依頼する』
廃車して解体処分する以外に価値のない車の場合、引き取り業者の収入源は鉄の価格に左右されますので、鉄の相場が高い時期に依頼することでWin-Winになって無料になる可能性が高められます。
車の無料引き取りなら、廃車手数料ゼロ!レッカー代ゼロ!の私たちにご相談ください。その場で無料引き取りできるか回答します♪
車の引き取りは誰に頼む?
車の高価買取をしてもらえる状態の車以外は、引き取りが有料になりやすい状況があります。特に日本という国は、自動車の寿命が10万キロという神話論が今でも根深く、海外で転売できる車も無価値になってしまうのです。
そこで、車の引き取りを誰に頼むかで、損するかどうかが分かれるので、無料に近い順にランキング形式で紹介します。
No.1 廃車専門業者
廃車専門業者は、事故車/故障車/不動車/放置車両など国産車・外車共に、日々たくさんの車を引き取り、廃車手続きから再販までを行っているので流通網ができています。作業用機材も整っている傾向にあり、多少の難があっても、鉄資源や部品としての価値があれば無料になりやすく、面倒なことを代行してくれるので最もおすすめです。
No.2 車に詳しい親類、友人
身近な人の中に、自動車関係の人や、故障していても欲しいという人がいる場合は無料で引き取ってもらえる可能性が高まるのでおすすめです。この場合、陸運局の手続きなどは自分でする必要があります。
No.3 車両解体業者
近場に自動車の解体業者があり、所有する車の引き取り作業が必要ない場合は、廃車手続きさえ自分で行えば鉄くずとして買い取ってもらえる可能性があるので、相談してみる価値はあります。
No.4 ディーラー、中古車販売店
大抵の場合、処分料を請求されますが、車の引き取りと同時に新車や中古車を購入する際、馴染みのディーラーや中古車販売店なら「タダでいいですよ~」と言ってくれることもあるので相談の価値あり。
No.5 中古車買取業者
中古車買取業者の場合、『高価買取!』と宣言していますが、基本的には市場価値が残っていて利益がでることが前提条件です。ただし、自動車解体業も営んでいる中古車買取業者なら、相談次第では安値で引き取ってもらえることもあります。(複数台ある場合は、同時に依頼して無料になることもあるかもしれません。)
いかがでしたか。車の引き取りを依頼する場合、買い取り可能な車以外は、大抵は資源ごみのような扱いが主となります。判断が難しい場合には、気兼ねなく、私たちにご一報ください!!損得勘定ではなく、きちんと相談に乗らせていただきます。
車の無料引き取りについて「よくある質問」
無料にするためには、車が自走できるか、積載車に載せやすい状態になっていることが重要です。その上で、車に中古車としての価値がある場合には、逆に買い取りしてくれる場合もあります。
廃車手続き自体は、陸運局に行って数百円の手数料を支払えばできるので、ガソリン代と人件費程度なので車両を引き取った帰り道のひと手間なので「無料」にしています。
高価買取は「価値がある車」を対象としたサービスです。そのため、車の引き取りは「再販の価値が極めて低い車」を対象としている点が違います。商品か資源かという考え方で、どのサービスを選ぶか、ご自身の車の状態と市場価値を考えて、最良の選択をすることをオススメします。
都合の良いタイミングで良いと思いますが、鉄資源の相場が上がっているタイミングまで待てる場合は、多少、買い取りの金額がつくこともあるので状況をみてもいいと思います。
まとめ
車は新車で買った瞬間から価値が下がっていきます。しかし、車種によっては数十年後に、突如としてブームがやってきたことで値段が高騰することもあります。
一生懸命に働いて手に入れた大切な車も、古くなったり、壊れたりすると修理費も高くなってくるので処分するときがやってくるものです。
そんなとき、タイミングよく新車に乗り換えられたらいいのですが、必ずしも良いタイミングにできる経済状況であるとも限りません。
あなたの大切にしていた車が、無料で引き取ってもらえるように、いろんなお役立ち情報を執筆させていただきましたが、ピンポイントで使えそうな知識はありましたら幸いです。
それでは、良い自動車ライフをお過ごしください。
新車購入の際、自分が所有する中古車を査定してもらい、購入価格から査定額を引いてもらえる方法。
※買い取りより額が高くなる傾向